NFSサーバのスレッド数を変更する手順
| 登録日 | :2025/11/09 20:32 |
|---|---|
| カテゴリ | :Linux |
NFSサーバのスレッド数(nfsdスレッド数)を100以上に増やす手順は、以下のようになります。(例はLinux環境を想定)
- nfsdスレッド数の確認(現在の状態)
ps -ef | grep nfsd
または
cat /proc/fs/nfsd/threads
- スレッド数の一時的な変更(再起動なしで即反映可能)
echo 100 > /proc/fs/nfsd/threads
現状のスレッド数が変更され、100スレッドに増えます(root権限が必要)
ただし、システムやNFSサーバのバージョンによっては対応していない場合があります
- 永続的にスレッド数を変更する方法(システム再起動後も反映)
3-1. /etc/nfs.conf の修正(モダンな環境)
Ubuntu 20.04やCentOS 8以降などでは/etc/nfs.confにて設定可能です。
[nfsd]
threads=100
設定後、NFSサービスを再起動:
sudo systemctl restart nfs-server
3-2. rpc.nfsdコマンドの引数指定(従来型)
rpc.nfsdサービス起動時のスレッド数オプションを指定します。
例:システムd起動スクリプトを編集するか、直接起動コマンドに
sudo killall rpc.nfsd
sudo rpc.nfsd 100
(ただし多くのモダンLinuxではsystemd管理で直接起動コマンドを触りません)
または
/etc/sysconfig/nfs(CentOS系)の中のRPCNFSDCOUNTに値を設定し、NFSサービス再起動
RPCNFSDCOUNT=100
sudo systemctl restart nfs-server
- 設定反映確認
cat /proc/fs/nfsd/threads
# または
ps -ef | grep nfsd