GPFSの場合、nfs-serverは動いていないようです。どのようなNFSサービスが動いているでしょうか。
| 登録日 | :2025/07/09 21:03 |
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| カテゴリ | :Linux |
GPFSの場合、nfs-serverは動いていないようです。どのようなNFSサービスが動いているでしょうか。
GPFS(IBM Spectrum Scale)のCES(Cluster Export Services)でNFSサービスを提供する場合、多くの環境では「NFS-Ganesha」というユーザースペースNFSサーバが使用されています。
どのようなNFSサービスが動いているか
GPFSのCESノードでは、従来のカーネルNFS(nfs-server.service)ではなく、「nfs-ganesha.service」が起動し、NFSサービスを提供するのが一般的です。
mmces service enable NFS コマンドを実行すると、各CESノードで nfs-ganesha.service が起動します。
このサービスがGPFSファイルシステムをNFSプロトコルで外部にエクスポートします。
nfs-ganeshaはユーザースペースで動作するNFSサーバで、GPFSとの連携が強化されており、GPFSの機能(スナップショットや分散ロックなど)を活かしつつNFSアクセスを提供します。
補足
一部の古いバージョンや特殊な構成では、従来型のnfs-server(カーネルNFS)を利用する場合もありますが、IBM Spectrum ScaleのCESによるNFSサービスは、基本的にnfs-ganeshaが標準です。
サービスの状態確認は、systemctl status nfs-ganesha で行います。
まとめ:
GPFS(Spectrum Scale)のCESでNFSサービスを提供する場合、nfs-ganesha.service が動作しているのが一般的です。
カーネルNFS(nfs-server)は通常は利用されません。