globalの使い方
| 登録日 | :2025/05/03 09:33 |
|---|---|
| カテゴリ | :Python基礎 |
グローバル変数
関数の外で定義された変数(ここでは counter)は「グローバル変数」と呼ばれ、プログラム全体でアクセスできます。
global キーワード
通常、関数の中で変数に代入すると、その変数はローカル変数(関数の中だけで有効な変数)として扱われます。しかし、global counter と書くことで、「この関数の中で使う counter はグローバル変数の counter ですよ」とPythonに伝え、関数内からグローバル変数を変更できるようにします。
counter = 1 # グローバル変数
def increment():
global counter # グローバル変数counterを使うと宣言
counter += 1 # グローバル変数counterの値を変更
increment()
print(counter) # 出力: 2
この例では、increment 関数内で global counter を使っているため、関数内で counter を変更すると、外側の(グローバルな)counter の値も変わります。
注意点
global キーワードは関数の中でのみ有効です。関数の外で使っても意味がありません。
グローバル変数の多用は、コードの可読性や保守性を下げるので注意しましょう。
まとめ
counter=1 はグローバル変数の宣言、global counter は関数内でそのグローバル変数を参照・変更するための宣言です。