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Mac M2チップにmongoDBをインストールする手順

登録日 :2025/01/28 20:46
カテゴリ :Linux

Mac M2チップにmongoDBをインストールする手順を教えてください。

Mac M2チップにMongoDBをインストールする手順は以下の通りです:
Homebrewをインストールします(まだインストールしていない場合)。
ターミナルを開き、以下のコマンドを実行してMongoDBの公式Tapをインストールします:

brew tap mongodb/brew

次に、MongoDBをインストールします:

brew install mongodb-community@6.0

インストールが完了したら、MongoDBを起動します:

brew services start mongodb-community@6.0

MongoDBが正常にインストールされたか確認するには、以下のコマンドでバージョンを確認します:

mongod --version

MongoDBシェルを起動するには、以下のコマンドを実行します:

mongosh

これでMac M2チップにMongoDBがインストールされ、使用可能になります345.
注意点:
インストール中に問題が発生した場合は、Xcodeコマンドラインツールがインストールされていることを確認してください。必要に応じて xcode-select --install を実行します3.
MongoDBを停止したい場合は、brew services stop mongodb-community@6.0 コマンドを使用します3.
デフォルトでは、MongoDBのデータは /opt/homebrew/var/mongodb に保存されます1.


brewでmongoDBの複数のバージョンを管理できますか?

Homebrewを使用してMongoDBの複数のバージョンを管理することができます。ただし、通常のbrewコマンドでは同時に複数のバージョンを管理することは難しいため、以下の方法を使用します:
MongoDB Tapを使用する:
MongoDB公式のHomebrewタップを使用することで、異なるバージョンをインストールできます.

brew tap mongodb/brew

特定のバージョンをインストール:
バージョンを指定してインストールします。例えば:

brew install mongodb-community@4.4
brew install mongodb-community@5.0

バージョンの切り替え:
使用したいバージョンのサービスを開始し、他のバージョンを停止します:

brew services stop mongodb-community@4.4
brew services start mongodb-community@5.0

環境変数の設定:
必要に応じて、PATHを設定して使用するバージョンを指定します.
ただし、この方法でも同時に複数のバージョンを実行することは難しいです。より柔軟な管理が必要な場合は、Node.jsのnvmのようなバージョン管理ツールの使用を検討することをお勧めします


brewからインストールしたmongodbの保存場所

brew services start mongodb-community@4.4 でスタートした MongoDB のデータベースは、以下の場所に保存されます:
Intel Mac の場合: /usr/local/var/mongodb
M1/M2 Mac の場合: /opt/homebrew/var/mongodb
これらのパスは MongoDB の設定ファイル(mongod.conf)で指定されています。設定ファイルは以下の場所にあります:
Intel Mac: /usr/local/etc/mongod.conf
M1/M2 Mac: /opt/homebrew/etc/mongod.conf13
データの保存場所を変更したい場合は、この設定ファイルの storage.dbPath を編集することで可能です。ただし、変更後は MongoDB を再起動する必要があります。

$ ls /opt/homebrew/var        
cache       lib     mongodb
homebrew    log     mysql

$ ls /opt/homebrew/etc/           
bash_completion.d   mongod.conf     openssl@1.1
ca-certificates     my.cnf          openssl@3
fonts           odbc.ini        rabbitmq
gitconfig       odbcinst.ini

$ cat /opt/homebrew/etc/mongod.conf
systemLog:
  destination: file
  path: /opt/homebrew/var/log/mongodb/mongo.log
  logAppend: true
storage:
  dbPath: /opt/homebrew/var/mongodb
net:
  bindIp: 127.0.0.1, ::1
  ipv6: true

mongodbのコマンドへのパス設定

MongoDB のバイナリへのパスを確認します:

brew --prefix mongodb-community@4.4

このコマンドは MongoDB のインストールディレクトリを表示します。
表示されたパスの下にある bin ディレクトリを PATH に追加します:

echo 'export PATH="/opt/homebrew/opt/mongodb-community@4.4/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc

新しい PATH 設定を反映させるため、シェルを再読み込みします:

source ~/.zshrc

mongod と mongosh コマンドが利用可能になったか確認します:

which mongod
which mongosh

これらのコマンドでパスが表示されるはずです。
注意点:
M1/M2 Mac の場合、パスが /opt/homebrew/opt/ から始まる可能性が高いです。Intel Mac の場合は /usr/local/opt/ になる可能性があります4.
mongosh コマンドが見つからない場合は、別途インストールが必要かもしれません:

brew install mongosh

ただし、mongoshは、Version5以上から必要なようです。version4以下では、mongoコマンドでシェルが起動するため、mongoshは不要です。

(参考)以下のようにすると、mongoのインストールディレクトリを直接入力しなくてもパスへの追加ができます。

$ brew --prefix mongodb-community@4.4
/opt/homebrew/opt/mongodb-community@4.4
export PATH="$(brew --prefix mongodb-community@4.4)/bin:$PATH"