yppasswdについて
| 登録日 | :2024/08/04 16:43 |
|---|---|
| カテゴリ | :Linux |
NISユーザーのパスワードを変更するには、yppasswdコマンドを使用します。以下はyppasswdの基本的な使用方法と注意点です:
基本的な使用方法:
yppasswd
このコマンドを実行すると、現在のユーザーのパスワードを変更できます。
特定のユーザーのパスワードを変更(root権限が必要):
yppasswd ユーザー名
手順:
現在のパスワードを入力
新しいパスワードを入力
新しいパスワードを再入力して確認
注意点:
yppasswdはNISクライアント上で実行します。
NISサーバー上で直接パスワードファイルを編集しないでください。
パスワード変更はNISマスターサーバーに反映されます。
変更後、NISマップの更新が自動的に行われます。
トラブルシューティング:
yppasswdが機能しない場合、NISサーバー上でrpc.yppasswddデーモンが実行されていることを確認してください。
NISサーバー上で以下のコマンドを実行して確認できます:
systemctl status rpc.yppasswdd
セキュリティ:
強力なパスワードポリシーを実施することをお勧めします。
定期的なパスワード変更を促すポリシーを検討してください。
管理者向け:
NISサーバー上で/etc/ypserv.confファイルを編集することで、パスワード変更のルールを設定できます。
yppasswdを使用することで、NIS環境全体でユーザーのパスワードを一元管理できます。ただし、より安全な認証システム(例:LDAP)への移行も検討する価値があります。