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Cisco ポートセキュリティ設定

登録日 :2023/04/04 05:21
カテゴリ :ネットワーク

ポートセキュリティとは、接続元のMACアドレスで接続制限を行う設定である。

モードについて

モード 違反破棄 メッセージ カウント シャット
protected あり なし なし なし
restrict あり あり あり なし
shutdown あり あり あり あり
shutdown vlan あり あり あり vlanのみ
  • スタティック
    手動で登録する。MACアドレステーブルとrunning-configに保存される

  • ダイナミック
    フレームを受信することで動的に送信元MACアドレスをMACアドレステーブルのみに保存する。
    (最大接続数しか管理しない)

  • スティッキー
    フレームを受信することで動的に送信元MACアドレスをMACアドレステーブルとrunnning-configに保存する
    (最初に接続されている機器が不正な場合、通信を許可してしまう。例えば、正規のものしか確実に繋がっていない時に設定しておけば、スイッチの再起動をするまで、それ以外の機器を接続できないようになるので、MACアドレスを手動入力しなくていよい点では便利かも)

設定例

①アクセスポートまたはトランクに設定

(config-if)# switchport mode access または mode trunk

※dynamic auto, dynamic disirableには設定できない

②セキュアMACアドレスの最大数を指定(デフォルト1)

(config-if)# switchport port-security maximum <value>

③違反モード

(config-if)# switchport port-security violation {protect | restrict | shutdown | shutdown vlan}

④セキュアMACアドレスの設定(デフォルト ダイナミック)
手動の場合

(config-if)# switchport port-security mac-address <mac-address>

ステッキ―の場合

(config-if)# switchport port-security mac-address sticky

⑤ポートセキュリティの有効化

(config-if)# switchport port-security